未経験でも施工管理ができるってホント?どんな仕事で条件は?どんな人が向いているの?施工管理未経験の方が気になる疑問。本記事ではそんな気になる疑問について解説していきます。施工管理をやりたい!という方も、今はまだ…という方も施工管理を知りたい方は是非御覧ください。
<目次>
1、【未経験で施工管理】施工管理に向いている人・向いていない人
2、未経験から出来る施工管理の仕事
3、【未経験で施工管理】施工管理の仕事に必要な能力4選
4、未経験でも施工管理の給料は高い?
5、未経験で施工管理に転職するには?
6、まとめ
1、【未経験で施工管理】施工管理に向いている人・向いていない人
『施工管理の仕事は、図面通りに建物や設備を作る仕事です。』
このようにお話すると、「きっちりした性格でないと無理なのか」
という印象を持たれてしまうかもしれません。
しかし、施工管理の仕事をする上で、
決してそういった事はありません。
それよりは「資格を取りたい」「もっと給与を上げたい」
という前向きな方のほうが向いている仕事です。
また、男性でなくてはならないということもありません。
特に最近は女性の職人に加え、女性の施工管理士が非常に増えています。
前向きなやる気さえあれば上を目指せる、それが施工管理の仕事です。
未経験でも成長できる施工管理のお仕事とはいえ、
やはり向き不向きもあります。
具体的にどんな人が向いて、どんな人が向いていないのでしょうか。
下記のチェック表から確認してみましょう。
施工管理に向いているのはこんな人
□出世欲はある方だ
□人と話すのが苦ではない
□同時に複数の仕事をこなせる
□団体行動をするとき先頭に立つ方だ
施工管理に向いていないのはこんな人
□一人で作業することが大好きだ
□現状維持さえしていれば問題ない
□資格を取る為の勉強が苦になる
□昇進、昇給にはリスクが伴うと思っている
2、未経験から出来る施工管理の仕事
とはいえ、未経験でも施工管理できるのか不安を覚えることでしょう。
結論から言えば、未経験でも施工管理は出来ます。
むしろ未経験のまっさらな状態のほうが上達は早いかもしれません。
施工管理には大きく分けて4つの業務があり、それらを総称して
「4大管理」と言います。
これらをきちんと理解し、ルールに則って実行すれば
未経験でも施工管理が可能です。
ここではその4大管理を簡単にご紹介します。
(1)工程管理
・工事のスケジュール管理
・職人や従業員などの人員調整、人員管理
・工事の進捗管理
(2)原価管理
・発注業務
・資材や各種重機、人件費等の発生費用の管理
・予算管理
・現金管理
(3)品質管理
・仕様書や図面との整合性の確認
・自治体や官公庁の規定との整合性確認
・発注に対しての整合性の確認
(4)安全管理
・未然に事故が起こるのを防ぐ
・安全作業を作業員に徹底させる
・仮に事故が起こってしまった場合の迅速な対応
・安全に関する講習の実施、また参加
3、【未経験で施工管理】施工管理の仕事に必要な能力4選
では、具体的に施工管理にはどのような能力が求められるのでしょうか。
施工管理に必要な能力は様々です。
その中で特に重要なものを4つ程ご紹介します。
これらの能力は「施工管理だから必要」なものではなく、
社会人経験のある方なら身につけているものばかりです。
もし自信がない場合は今からでも間に合いますので
身に付けられるようにしましょう。
①密なコミュニケーションを取る事ができる
現場では様々な職人や作業員と業務にあたります。
そういった方々をまとめ上げるためにコミュニケーション能力が必要です。
これは何も面白い話をしろ、ということではなく、
積極的に話しかける等、互いに報連相しやすい雰囲気を作る必要がある、
ということです。
②資格の取得等、向上心を持っている
施工管理には建築施工管理技士という資格があり、1級と2級が存在します。
これらには明確な差があり、担当できる現場も大きく変わります。
1級を取得すると大規模な現場での施工が可能で、
待遇面も大きく変わります。
そういった資格を取得したい、と熱意を持って取り組むことができる
というのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
③リーダーシップを発揮できる
前述のように、現場には様々な人がいます。
年齢も環境も、性別も違う人々をまとめあげ、工事を進める必要があります。
中にはちょっと付き合いが難しい方もいるかもしれません。
年齢や経験を元に侮ってくる方がいるかもしれません。
そういった方に毅然とした態度で接する事がリーダーシップと言えます。
現場を大切にするリーダーの下であれば
作業員も安心して作業できるのです。
④臨機応変な対応ができる
工事の現場ではアドリブ力が求められます。
天候の影響や、資材輸送の遅れ、人員の体調問題…。
挙げていけばキリがありません。
こういったことはどこの現場でも必ず起こることで、
だからといって工期は待ってくれません。
遅れを取り戻す、または最小限で抑えるためにも、
臨機応変さが求められます。
普段から作業員と密なコミュニケーションを取っていれば、
誰かが必ず助けてくれます。
ひとりで慌てることなく、周囲の人々に相談してみましょう。
4、未経験でも施工管理の給料は高い?
施工管理の給与額は人により様々です。
20代や30代前半で年収500万円、それ以上も稼ぐような人がいる一方、
そこまで年収が伸びない人もいます。
その大きな要因の一つが前述の「施工管理技士」の資格です。
施工管理士1級の資格を持っていれば大手建設会社での勤務の可能性が広がり、
年収も非常に高水準となっています。
ただ、2級や無資格の場合は年収が低くなる傾向があります。
資格手当はもちろん、担当できる現場が格段に大きくなるので
その分売上も大きくなり、収入も増えるのです。
また、現場での経験を重要視されることもあります。
上記の資格を取得するには現場経験も問われるので、
まずは飛び込んで経験を積むことをお勧めします。
また、直接給与とは関係ありませんが、
働き方改革のおかげで、福利厚生が充実している会社も少なくありません。
施工管理の募集を見る際は
福利厚生にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
施工管理士の資格取得に学歴はまったく関係ありません。
学歴に関係なく高収入を目指せるのは、施工管理の仕事の
大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
5、未経験で施工管理に転職するには?
施工管理の仕事をするにあたり、経験があればそれに越したことはありません。
ですが、求人情報に「未経験者歓迎」と書いてあるのを
ご覧になられたことはないでしょうか。
企業側は門戸を開いています。
それは自社できちんと研修、教育を行う、という宣言のようなものです。
これは未経験者にとって有り難いことなのではないでしょうか。
現場での作業は、特に未経験者であれば大変なことの連続です。
様々な悩みが出てくることは容易に想像がつきます。
しかし、施工管理の仕事は大変な反面、大きなやりがいを持っています。
自分が施工した建物が地図に載った時、施設利用者の笑顔を見た時、
施工管理の素晴らしさを感じるでしょう。
まずはご自身の生活環境の近くで施工管理を募集している企業がないか
検索してみてください。
近年、他業種からの未経験スタートがとても増えています。
未経験だからと尻込みせず、まずは飛び込んでみましょう。
6、まとめ
施工管理と一口にいっても、
現場や収入、資格など様々です。
その中で様々な事にチャレンジしていきながら
経験とスキルを蓄積できれば
どこまでもスキルを伸ばせる、出世していけるような
魅力ある仕事であることは間違いありません。
職人や作業員、クライアントと密なコミュニケーションを取り、
リーダーシップを発揮し、イレギュラーにも誠心誠意対応し、
子どもたちが憧れるような施工管理士を目指しましょう。
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