コラム

2023/03/09

未経験で建設業界へ転職 失敗しない求人の選び方

新型コロナウイルスの影響で、近年失業する人が増え、職に対する不安が広がっています。

異業種でも自分のできそうな仕事であれば、チャレンジする人も徐々に増えつつあります。

こんなご時世だからこそ、どんな状況下でも確実に継続していける仕事にスポットライトが当たるようになりました。

 

その1つが建設業です。ビル、マンションや一戸建てなどの住宅を建設する建設業も、私たちの生活に関わる仕事の1つです。

また、さまざまなものを建設することを通して、社会貢献できるという意味でもやりがいがある仕事でもあります。

 

最近は人手不足ということもあり、有資格者だけではなく、未経験者にもチャンスが巡ってきました。

内勤だと20代までの求人が多いですが、外勤だと40代~50代まで幅広く求人があります。

未経験で建設業界へ転職した場合、失敗しない求人の選び方を知り、転職を成功させましょう!

 

 

【目次】

  • 未経験でも失敗しない志望動機をつくる
  • 細部まで仕事内容や待遇を熟読する
  • 建設業界が未経験の転職者に求める人物像とは
  • 適材適所な人材をアピール
  • まとめ:建設業界で失敗しないための心得

 

 

未経験でも失敗しない志望動機をつくる

やはり、建設業界に関わらず、転職先の面接官が知りたいのは、志望動機です。

「何でうちの会社を希望しているのか?」

「この職種を希望しているのか?」

ここが明確でなくてはなりません。

特に未経験の場合は、建設業界に興味関心を持ったきっかけの部分からのエピソードやストーリーが必要になります。

 

前職が全く違う業界、もしくは業種であれば、尚更はっきりした志望動機がなくてはいけません。

そうしないと、単なる興味本位程度で入ってこようとしていると勘違いされてしまう可能性があります。

 

あなたの学生時代から今までの自分の職歴、長所や短所、特技や趣味など、さまざまなことを振り返り、自己分析をしっかり行うことが重要になります。

自分の長所や特技など、自分のアピールポイントと建築業界が抱えている現状の問題点を調べてリンクさせてみましょう。

リンクさせることで、自分が建築業界の中でできそうなことややりたい部分が明確になってくるはずです。

明確な志望動機を作成できたら、第一段階はクリアになります。

 

細部まで仕事内容や待遇を熟読する

次に、求人の内容を隅々までチェックしましょう。

せっかく転職したのに、失敗してしまう大きな理由の1つに仕事内容や待遇面をしっかり確認していなかったという理由があります。

 

入社後のギャップはあとからではどうしようもできません。

だからこそ、念入り過ぎるぐらいの入社前のチェックが必要とされるのです。

 

まずは、仕事内容が具体的に記載されているかを見てみます。

抽象的な内容で誰もが一目見て、仕事内容が分からない企業の場合注意が必要です。

 

求人票だけで分からない場合は、企業のホームページでできるだけ調べてみるのも1つの方法です。

また、他にも同じような求人を出している可能性があるので、インターネットで調べてみましょう。

 

面接官に直接仕事内容を詳しく聞いてみるのもいいですが、事前の下調べをできるだけしておくことが重要になります。

その際に、同じような求人が頻繁に出されていないかもチェックします。

しょっちゅう求人を出している企業は、離職率が高い企業とみなしてまず間違いないです。

 

次に給与面をよく見てみて年収、月給、日給、時給のどれなのか、研修期間(使用期間)中の給与の変動はあるのか、確認をしておきましょう。

企業によっては3か月~6か月の研修期間があり、その間は月給ではなく、時給で支払いされる所があります。

 

研修期間があるということは、人材育成に力を入れている一人の社員を大事にする会社という見方もできますので、研修の有無もチェックしておきましょう。

さらに営業職は給与がかなり高く表記されている場合がありますので、注意しましょう。

諸手当が含まれた給与の額面を求人票に載せている企業も少なくありません。

 

交通費支給に関しても、上限がある場合がありますので、念入りにチェックしておきます。

そして次に、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金などの福利厚生についても、厳しくチェックします。

今は義務化されているので、ほとんどの企業が加入していますが、全ての福利厚生が受けられる企業を選択すべきです。

 

また、年間の休日についてもチェックします。

夏季・年末年始休暇などの長期休暇と週休2日で考えると、年間休日日数が120日が理想的です。

建設業界は土日休みのところがほとんどですが、時々平日休みと合わせて週休2日という場合もあります。

週休2日も完全週休2日と書いてあれば、必ず週に2回休みがもらえます。

しかし、完全がついていないと、週休2日の場合と週によっては違う場合もありますので、こちらも注意が必要です。

 

さらに残業の有無も気になるところです。

残業は大手ゼネコンの場合、ないところがほとんどです。

残業がある場合は、残業手当がきちんと支給されるのか、どのぐらい出るのかもしっかり確認します。

場所によっては、固定残業給を導入している企業もあるので、注意が必要です。

 

前職から今回の職に転職するタイミングも失敗しないようにしましょう。

一般的な企業は1か月前に退職の意思を申し出る仕組みになっています。

会社都合で退職した場合、3か月間の待期期間を待ってから失業保険が支給されます。

実質手元に失業保険のお金が入るまでは手続き等も含めると、約4か月かかると思って間違いないです。

転職する際に次の職に映る際に焦りが生じてしまえば、冷静な判断で転職できなくなる可能性も否めません。

失業保険や現在の貯蓄も鑑みて、適切なタイミングで退職する意思を伝えるようにすべきです。

 

建設業界が未経験の転職者に求める人物像とは

建築業界が未経験の転職者に求める人物像とは、やはりコミュニケーションを円滑にとれる人です。

建築業界で勤務している人の年齢は幅広く、1つのプロジェクト達成に向けて、同じ方向を向いて仕事を進めなくてはなりません。

資材や機材の調達、工事の段取りなど、顧客が希望している納期までに完成させる必要があります。

 

大手ゼネコンの場合は、下請け業者から地方の行政組織まで、さまざまな人と関わりながら仕事を円滑に進めなくてはなりません。

コミュニケーション能力の中には、交渉力や判断力も含まれます。

元々、接客業やサービス業、営業職にいた経験がある人は重宝がられます。

前職が人と関わらない仕事の場合、別の方面からのアピールする切り口を見つける必要があるでしょう。

 

また、建築系のITスキルを持っている場合も重宝されます。

現在、設計図面の大半が2次元汎用CADのJW-CADとパソコンを使って製図されています。

JW-CADはフリーソフトになっていて、Windowsで動かすことができるので、独学で学習してスキルを身に付けることが可能です。

建築業界の資格は色々なものがありますが、自分が取れそうな資格をとりあえず取ってから転職するのも、転職に有利になる条件であり、転職を未経験でも失敗させないための1つの方法です。

 

適材適所な人材をアピール

未経験で建設業界に転職する場合、前述した通り、自己分析をきちんと行い、志望動機を明確にすることが重要になります。

現状の建設業界の抱える問題点をインターネットやニュース、新聞などで色々調べてみましょう。

その中で自分の得意な部分やアピールできる部分とをリンクさせ、建設業界に適した人材としてのアピールを考えるのです。

自分なりの近い将来へ向けての建築業界でのサクセスストーリーを考えるのです。

 

それも大袈裟なことではなく、どんな小さなことでもいいので、自分が建設業界に入るとどのような変革をしていけるのかを具体的に発言できるようにまとめておきます。

さらに、企業にとって自分を採用するとどのような良いメリットがあるのかを明確にアピールできると、より強く自己アピールできるはずです。

また、ホームページや企業が求める人物像などの記載があれば、それに合わせて自分の人物像をつくれば良いのです。

 

まとめ:建設業界で失敗しないための心得

建設業界に未経験で転職した場合、企業の求人に対しても、自分の待遇に対しても念入りに下調べをしておくことが大切になります。

 

ホームページ、求人票、求人雑誌、ネットの口コミなど、自分が調べられるだけの情報をしっかりと調べ、その企業について知らないことはないぐらいの状況にすべきです。

「備えあれば憂いなし」の言葉の通り、転職を希望する企業についての念入りな下調べを行ってください。

そして、企業がどんな人物を求めているかを知り、それに自分を合わせていくことが重要になります。

 

また、現在建築業界が抱えている問題点を知り、それに対しての自分が何ができるかを考えていく必要があります。

あなたが建築業界に入ってくれれば、明るい兆しが見えると人事に思わせられることが、未経験でも転職に失敗しない方法になります。

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