施工管理に興味を持って調べてみると「施工管理 やめとけ」と検索候補に表示されます。
「やめとけ」とまで言われると、逆に気になってしまいますよね。
なので、この記事では
・「施工管理はやめとけ」と言われる理由
・施工管理に向いている人の特徴
・施工管理をしていて良かった!と思えるとき
これらについて解説します。
施工管理の働き方や魅力について知りたい人は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
【目次】
1「施工管理はやめとけ」と言われる理由
2 施工管理に向いている人の特徴
3「施工管理をしていて良かった!」と思えるとき
4 まとめ:
「施工管理はやめとけ」と言われるほど悪い仕事ではない
「施工管理はやめとけ」と言われる理由は以下の5つです。
・激務になりがち
・休日が少ない
・プレッシャーやストレスが大きい
・3K(キツい・危険・汚い)のイメージが強いから
・気温や気候の影響をモロに受ける
・1つずつ解説していきます。
施工管理にも総合職と同様に、繁忙期や工期の兼ね合いで多忙になる時期があります。
さらに、デスクワーク(書類・図面作成)もするため、激務になるイメージを持つ人も多いでしょう。
また、管理する現場の数が増えると、必然的にやるべき仕事が増えるので「忙しい」と思われやすい職種でした。
ですが、2024年の「建築業界・働き方改革」が進められている中、最近は建築業界に特化した管理アプリなども多く導入されていて、年々環境整備が進みホワイト化されている企業が増えています。
技術の発展や、世の中の流れを考えると、これからの施工管理はどんどん働きやすくなっていくことでしょう。
建設業界でも「働き方改革」が進められています。
国土交通省も「ワーク・ライフ・バランスの改善、また将来の担い手を確保するためにも、休日数を増やし、より働き易い職場環境づくりを行っていくことが必要」と発信しています。
参考URL:https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000041.html
これらの動きもあり、多くの会社が休みを増やそうと、取り組んでいる状況です。
施工管理の求人情報を見てみると、週休2日制を取り入れて、年間休日数が110日〜120日の会社も増えてきています。
「やりがいはあるけど休日がない」と、昔から言われていましたが「やりがいがあって休日も充実している」となると、一気に魅力的な仕事になってきます。
現場には工期があります。工事の終わる日が決まっていて、それまでにいろいろなトラブルを乗り越えながら完成させなくてはいけません。
そのために、多岐にわたる業務を効率良く行うことが求められます。
ですが、プレッシャーやストレスの大きさは、言い変えると「やりがいの大きさ」です。
大きな現場や、厳しい現場を乗り越えたときの達成感は病みつきになります。
建設現場と聞くと、いまだに3K(キツい・危険・汚い)のイメージが強い人が居ます。
たしかに遡っていくと、3Kの時代もありました。
ですが、今の大きい工事現場はビックリするぐらい綺麗です。
たとえば、ゴミは分別して各項目のコンテナに入れたり、休憩に行くためのヘルメット置き場が用意されていたりします。
また、現場の安全や整理整頓の状況などをチェックする担当者の存在も大きいです。
こういった担当者のチェックもありつつ、決められたルールで作業しているので、安全性も整理整頓も整ってきています。
また、「キツい」に関しては「激務になりがち」の項目でも紹介したように、建築業界に特化したアプリなどデジタル化が進むことで働き方も改善されつつあります。
工事現場は、夏場は暑く冬は寒いです。こういったハードな労働環境が「施工管理はやめとけ」と言われるのでしょう。
ですが、技術の進歩により、暑さ対策や寒さ対策が進んでいます。
たとえば、ファンが背中についていて風を送ってくれる夏用の空調服や、ベストの中にヒーターが入っている冬用の空調服があります。
どちらもかなり効果が高いです。こういった商品を活用して暑さ対策・寒さ対策をしっかり行えば、外仕事も苦にはなりません。
むしろ、天気の良い屋上での作業などはポカポカしていてめちゃくちゃ気持ち良いです。
施工管理に向いている人の特徴は以下の5つです。
1つずつ解説していきます。
施工管理は立場の違ういろいろな人とコミュニケーションを取る機会が多いです。
・元請
・設計士
・職人
・近隣住民
・同じ現場に入っている他社の人たち
など、たくさんの人とコミュニケーションを取ります。
担当する現場をうまく回すためには、自分の要望を通さなくてはいけない場合もありますし、周りの意見を通すことも必要です。
建物は「人」と「人」とのやり取りの中で造られていきます。
現場を円滑に進めるためにも、周りの人とコミュニケーションを取るのが得意な人は施工管理に向いています。
施工管理には、図面や工期、現場ルール、工法など守らなくてはいけないことがたくさんあります。
言われたことや決められているルールを「こんぐらいまぁいいだろ」と適当に進めてしまうと、施工ミスや周囲とのトラブルなど、大きな失敗をするでしょう。
なので、言われたことや決められたルールをキチッと守れる人は施工管理に向いています。
施工管理はとてもやりがいのある仕事です。
工事現場でのトラブルはつきものです。そんなトラブルを仲間たちと乗り越えた建物が、地図にも残り、目に見える形で残っていきます。
自分が携わった現場の前を通ると「この建物で工事やってたんだよ」と家族や友達に自慢したくなりますよ。
デジタル化が進むことでキツさは減ってきてはいますが、体力を使う職業ではあります。
現場が重なったり、夜勤の現場になったりすると体力が必要になってくるので、体力に自信がある人は施工管理に向いています。
施工管理の業務は多岐にわたります。
・発注業務
・予算管理
・現場管理
・安全管理
・品質管理
など、ほかにも細かい仕事がたくさんあります。
こういった業務を同時進行で進めていくので、マルチタスク(複数の作業)が得意な人は施工管理で力を発揮できるでしょう。
「施工管理はやめとけ」というネガティブな情報だけでは残念なので、最後に施工管理の魅力を伝えたいと思います。
「施工管理をしていて良かった!」と思えるときは以下のとおりです。
・現場が完成したときの達成感
・工事に関わった建物の名前を聞いたり、目の前を通ったりするときに誇らしく感じる
・お客さんから「ありがとう」と言われたとき
記事の途中でもお伝えしていますが、現場が完成したときの達成感はとても大きいです。
「あー、あんな何もないところからよく出来たなー」と感慨深くなることも、しばしばあります。
また、現場がはじまるときは初対面だった他社の人たちとも、数ヶ月、長ければ数年間も関わるので、同じ建物を作った同志として仲良くなることも多いです。
こんなにもやりがいや達成感を感じられる施工管理は本当にいい仕事だなと思います。
自分の携わった建物の名前を街中やニュースで聞いたり、
目の前を通ったりしたときに、中の人が笑顔で過ごしていたりすると
「あー、この建物を造るのに携われてよかったなー」と心底思います。
家族に「この建物でお父さん工事したんだぞ」と自慢している人たちも居ます。
そんな、人に誇れる仕事が施工管理です。
工事が終わったあとに、お客さんから面と向かって「ありがとう」と言われると「頑張って工事してよかったな」と思います。
飲食店の工事をしたときに「今回は良いお店を作っていただきありがとうございました!お願いしてよかったです!」と言われたときには涙が出るほどうれしかったです。
この記事では「施工管理はやめとけ」と言われる理由や、施工管理に向いている人、施工管理の魅力についてお伝えしてきました。
施工管理は楽な仕事とは言えませんが「やめとけ」と言われるほど悪い仕事でもありません。
むしろ、やりがいや達成感があって、人に誇れる仕事です。
施工管理は平均年収も高いですし、需要も年々高まっています。
施工管理に興味のある方は、ぜひ求人情報も一度ご覧になってみてください。
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